クロスバー直撃・前野悠介 コンビニバイトで強盗騒ぎ8回

公開日: 更新日:

 忘れもしません。最初の晩です。すぐそばでパンパン! と花火がはじけたような大きな音がこだました。翌日近所の人に聞いたら、こともなげに「ああ、あれはチャカ(拳銃)や」。しかも、アパートの1階は某反社会勢力の事務所。しょっちゅう警らのパトカーは来るし、強制捜査の時は機動隊が40人、50人と押し寄せる。ヤクザ映画の世界そのものです。

 そんなディープなアパートですら、2年間の家賃滞納で追い出されました。毎日食うや食わずでホンマに生活が苦しかった。なんせ初めてもらったギャラはNSCを卒業して4年目、金額は500円。下積みはホンマに大変なんです。

 これまで経験したバイトは86種。変わったところではティッシュ配りがズル休みをしていないか見張る仕事。見張り役を業界用語で“カラス”いうんですけど、カラスを見張る“フクロウ”、“フクロウ”を見張る“バードウオッチャー”までいる奥深いバイトで、“フクロウ”まで経験してます。

 下積みは14年目。4年前に嫁をもらって子供もいてるから、今もテレホンアポインター、ウエーター、ベーコン工場の作業員、マグロ解体ショーの補助係の4つを掛け持ちしてます。

 夢は「キングオブコント」優勝。それまで諦めず舞台に上がっていたいですね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する