19歳で芥川賞も…綿矢りさが語った栄光と挫折と今と過去

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 人生で影響を受けた小説家の一人が太宰治だ。

「太宰の『人間失格』は本当に好きな作品なんですけど、<いっさいはただ過ぎ行くのみ>みたいな価値観だと長生きしづらいですよね。今は業田良家さんの『自虐の詩』のように、幸や不幸といったカテゴリーを超えて生きたことに意味がある、という価値観に支えられていますね。嫌なことにも意味があるし、不幸なことを避けて通れるわけではないなあって。太宰は家庭が幸福で小説が書けるわけない、というスタンスだったので、私はどうしたらいいのかわかりません(笑い)。30代で結婚して子供ができて、今がすごく幸せなので、小説を書きながら長生きしたいですね」

▽わたや・りさ 1984年、京都府生まれ。2001年「インストール」で文藝賞を受賞し、デビュー。早稲田大学在学中の04年に「蹴りたい背中」で第130回芥川賞を受賞。「かわいそうだね?」「夢を与える」「勝手にふるえてろ」「憤死」など著書多数。

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