映画「空海」で楊貴妃役 チャン・ロンロンの堅実人生設計

公開日: 更新日:

 製作費150億円ともいわれる日中合作の超大型映画「空海―KU―KAI― 美しき王妃の謎」(東宝・KADOKAWA共同配給)が24日から公開となる。ひと足先に公開した中国では、「君の名は。」を超える興行収入100億円超の大ヒット。構想から10年、製作総指揮を務めた角川歴彦氏悲願の一本だが、観客の目を奪うのは壮大なセットだけではない。楊貴妃役を演じた台湾女優チャン・ロンロン(30)の美貌だ。

 日本では小野小町、クレオパトラと並ぶ世界3大美女として知られる楊貴妃役。誰もが認める絶対的美しさが求められるが、本人は「メークさんと美術さんにお任せすれば見た目は何とかなると思っていた」と謙遜する。むしろ心配だったのは、中国の巨匠チェン・カイコー監督の妥協知らずの厳しい要求に応えられるかどうかだったという。

「撮影中はずっと気の抜けない状況で、モニターを見ながら他のキャストに演技指導する監督の傍らで、耳をダンボにしながら一言一句を聞き逃さないようにしていたの。そして楊貴妃を演じるのに必要なことは表層的なものでなく、自分自身が心の底から満たされていることが不可欠だなって学んだんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝