ファミリーも独立もマネ? たけしが追う“欽ちゃんの背中”

公開日: 更新日:

 ビートたけし(71)の“終活”は、憧れの先輩の背中を追いかけたものだった!?

 今月末に所属事務所の「オフィス北野」から独立。現在出演中の6本のレギュラー番組に変更はないが、本人は小説などを書きながら自分のために時間を使いたいとの思いを持っているという。

 気が付けば、お笑い界の大御所も古希を過ぎ、残りの人生を指折り数える年頃。共感を覚える同世代は多そうだが、たけしの独立は単なる思い付きではなく、既定路線だったのかもしれない。

 芸能リポーターの城下尊之氏によると、今から30年以上も前、たけしは漫才ブームが去った1982年ごろに神妙な顔つきでこう話したことがあった。

「結構持ってたはずの引き出しも、あらかた使っちまったしなぁ。そうだなあ、考えてるんだけど、これからは欽ちゃん、萩本欽一さんのマネをしようと思ってるんだ」

 たけしと萩本欽一(76)の番組での接点は少ないが、もちろん浅草フランス座の先輩・後輩。たけしがまず始めたのが、「欽ちゃんファミリー」のような、いろんな個性をいじることで笑いを取る手法だ。誕生したのが、83年結成の「たけし軍団」だった。たけしはその後も、欽ちゃんが「浅井企画」(コント55号のマネジメントのために設立)とは別に節税用につくったとされる個人事務所の手法もマネしている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー