「NYでも意外にウケた」長井秀和がコメディアン修業を語る

公開日: 更新日:

 それからは暇さえあればネタ作り。内容は政治、人種、宗教、それに下ネタ。政治、人種、宗教なんて、日本じゃ普通は避けますよね。でも、アメリカでは毒があってもウイットがきいていればOK。結構、ウケる。

 僕は日本人であることを武器にしてました。例えば、「アメリカ製のアダルトグッズのサイズはデカいけど、品質がいいのは日本製だ」なーんてね(笑い)。出演先は当初1カ所でしたが、次第に増えて週に2、3カ所になった。1ステージ5分から10分。長いと15分でギャラは1回5ドル。当時のレートで550円とか600円です。30ドルぐらいもらった時もあったけど、学生ビザで入国してるわけですし、目的はコメディアン修業。預金を取り崩しながらでしたが、不満はなかったです。

 1年間で得られたのはチャレンジ精神と度胸が身についたこと。それと英語力はコスメや美容関係の企業さんから通訳を依頼されたり、企業向けのパーソナル英会話教室の講師を任されるほどブラッシュアップできました。

 帰国後、お笑いとともに英語講師として二足のワラジを履けるようになったのはニューヨーク留学のおかげです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態