著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

「板(舞台)の上で私は生きる」と語っていた本田美奈子.

公開日: 更新日:

 80年代のアイドルで、13年前に急性骨髄性白血病で亡くなった故・本田美奈子.さん(享年38)。彼女の出身地である埼玉県朝霞市で「本田美奈子.ミュージアム」のプレオープンセレモニーがあった。各スポーツ紙の芸能面に、それを知らせる小さな記事が掲載されている。

「いやぁ、なつかしいな」という思い。中年以上の男性なら「1986年のマリリン」という曲で、当時では珍しい“へそ出しルック”の衣装で腰を振るダンスを思い出すのではないだろうか。

 彼女はその後、ミュージカル「ミス・サイゴン」のヒロインに抜擢されて、舞台女優に転身し、歌唱力と演技力を高く評価された。

 何度か取材して、アイドル出身とは思えない、しっかりと物事を考えている娘さんという印象を持っているが、当時、最後まで本田さんをマネジメントで面倒を見ていた所属事務所の高杉敬二社長と久々に話をした。すると、高杉さん、もう月日が経ったからと、驚くような話を切り出した。

「彼女はケンカっ早いんです。水着の撮影で、カメラマンから寝っころがってとか、ジャンプしてと注文されると、『何の意味があるんだ』って食ってかかってました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし