著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

樹木希林さんの一喝で変わった 女性誌の母子2ショット報道

公開日: 更新日:

 名脇役女優として無類の存在感で演劇界を牽引してきた樹木希林さん(享年75)が亡くなって間もなく2週間。いまだにその足跡を称える声は後を絶たない。「誰もマネできない名演技」といわれる「女優の顔」と、数々の名言で知られる「人間・樹木さんの顔」が人々の心に強く残っている。

 樹木さんは仕事とプライベートを分けず、全てをさらけ出してきた。主演クラスの女優は「私生活を隠すことによって神秘性を増す」のとは対照的だが、脇役としての心得だったのかもしれない。

 家具や衣服など古いものを愛用する「倹約家」としても知られていたが、仕事も事務所に所属せず、マネジャーもなし。自分で全てを処理してきた。必然的に取材も自分で対応。別居中の内田裕也(78)が女性問題などを起こすたびにメディアは樹木さん宅を訪ねた。直接関係ないとはいえ、「何か話をしてくれる」というメディアの期待に応えてくれる人だった。1階にあるリビングルームはいつの間にか即席会見場。雄弁に語る言葉は聞き入るほど説得力があり、「いい話だった」とメディアの間でも勉強になっていた。それは法事の際、僧侶が話す「説法」にも似ていた。実際、樹木さんは宗教家としての顔も持っていた。〈誰かに頼むと、その人の人生に責任を持てないから〉など数々の名言は僧侶の説法にも似ている。晩年の自らの死生観もしかり。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  2. 2

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  3. 3

    timelesz猪俣周杜容疑者が殴ったのは「プリクラ彼女?」 逮捕のウラと“タイプロバブル崩壊”カウントダウン

  4. 4

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 5

    千葉秋季大会開幕も専大松戸が「来春センバツを狙う」と宣言できない切実なチーム事情

  1. 6

    元小結・常幸龍貴之さんは土俵付きレストランの店長に「序の口デビュー27連勝」の記録持つ

  2. 7

    萩本欽一〈44〉松居直美の芸能界引退宣言をひっくり返した“インチキ大芝居”「社長を泣かせれば大丈夫」

  3. 8

    中村メイコさん「大切なものから処分するとその先の断捨離が進む」

  4. 9

    星野仙一監督のキレ散らかしようはそれはもうすごい 巨人や中日に負けたら特にひどかった

  5. 10

    萩本欽一〈43〉欽ちゃん流“運を呼ぶ”オーディションでブレークした当時15歳の無名女性歌手