全身がんから5年 樹木希林が辿り着いた“人生の達人”の境地

公開日: 更新日:

「体調、悪いんですよ。だからこういうところに連れて来ないで」

 樹木希林(75)はこのほど、映画「モリのいる場所」の都内での完成披露試写会でそう語った。元気そうに見えるのは「瞬間芸で、皆が帰った後にガクーッとくる」のだと明かした。

 今月17日の夕方には、自宅の椅子に座りながら気絶、そのまま前方に転倒したそうで、額をぶつけた際のたんこぶをマスコミに披露。「首の筋も違えて、首が回らないの。お辞儀がしづらい」とあっけらかんと言って、記者たちを驚かせた。

 樹木が「全身がん」を告白したのが2013年。翌14年にがん治療を終えて以降も体調不良が続いているらしいが、毎年5月にフランスで開催されるカンヌ国際映画祭には今年も行く予定だそうだし、今も売れっ子で出演オファーが引きも切らない。

「約束は約束ですから。まぁ、生きている限りは来るかな」と、今後も呼ばれたら公の場にも顔を出すという樹木。さすがは大女優、プロ魂ともっぱらだ。芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々