感謝と決意を表明…松岡茉優は“第2の樹木希林”になれるか

公開日: 更新日:

「私でいいんですかねえ(笑い)。でも1年間邁進してまいりました」と自虐を交えながら挨拶したのは、女優の松岡茉優(23)。来月25日から開催される「第31回東京国際映画祭」アンバサダーに就任したことを受け、25日のラインアップ発表会見で語った抱負である。

 昨年の第30回では主演映画「勝手にふるえてろ」がコンペティション部門の観客賞に選ばれ、自身も宝石のような輝きを放つ若手キャストとして東京ジェムストーン賞を受賞。1年足らずで映画祭の“顔”を務める凱旋起用となったわけだが、臆する様子もなく「東京出身なので『地元の大好きな映画祭』と言えることもうれしい」と笑顔でPR。終始、人間味を感じさせるトークを展開した。

 映画「万引き家族」(2018年)で共演した故・樹木希林への思いを聞かれると、「樹木さんとの思い出は宝物でたくさんあるんですが、悲しいなという気持ちはなくて」と周囲の意表を突くひと言。続けて、報道陣と映画配給会社に対し、「(この発言は)使わなくてもいいんです」と断りを入れた上で、劇中で樹木演じる老女をみとったことを引き合いに出し、「一度、映画の中でお別れをしています。そこでありがとうをたくさん言えた」と粛々と語り、「樹木さんと同じ時代に生まれ、作品をたくさん見られる時代に生まれて……私が新しい時代につなげる役目として誇りを持っていきたい。もっと勉強して樹木さんのようになりたい」と“第2の樹木希林”を目指す決意表明も飛び出したのだった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」