ポスト平成も救う…ご当地アイドルは日本最大の“資源”だ

公開日: 更新日:

 今では日本全国にアイドルが存在する。ご当地アイドルだ。現在のアイドルブームの特徴は?……数が多いこと。一説には、5000人とも1万人ともいわれる。凄い! ご当地アイドル、(インディーズで活動する)地下アイドルを含め、膨大な数のアイドルたちが日夜、全国各地で活動している。いや~、昭和の時代にはなかったことだ。

 かつてアイドルは東京にのみ存在して、テレビを中心に活動していた。芸能プロダクションもマスコミも東京にある。アイドルになりたい女の子らは、上京するしかなかった。今では違う。地元でアイドルになれる。

 何が変わったのか? メディア環境が激変したのだ。テレビの時代が終わった。インターネットの時代になった。誰もがスマホを持っている。現在のアイドルはライブ活動が中心。地元のライブハウスで歌い踊り、地元の観客たちが応援する。その情報やライブ動画をネットに拡散して、24時間、世界中でスマホによってキャッチできる。

 AKB48や乃木坂46、平成のトップアイドルたちも、思えば「秋葉原」や「乃木坂」発のご当地アイドルなのだ。さらにはSKE(栄)、NMB(難波)、HKT(博多)、NGT(新潟)、STU(瀬戸内)と全国各地に姉妹グループを増殖させている。プロデューサーの秋元康氏に私はその真意を聞いたことがある。「最大公約数から、最小公倍数の時代になったから」と彼は答えた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終