著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「すぐに帰ろうと」福岡を愛する博多華丸が上京を決めた日

公開日: 更新日:

「いつか、東京のテレビで博多弁をしゃべりたいっていうのが、僕の最初の目標」(博多華丸フジテレビ「ボクらの時代」1月20日放送)

 博多華丸・大吉といえば、その名の通り、福岡を愛するコンビ。漫才でも博多弁を使っている。その理由を聞かれた博多華丸(48=写真)は「もう完全に陣内孝則さん(の影響)です」と同郷の先輩の名を挙げた。

 陣内が主演した1989年のフジテレビの月9ドラマ「愛しあってるかい!」。そこで「博多から明太子ば届いとるけん、食うばい」などと博多弁で掛け合っていたのだ。華丸がそれを見て掲げた目標を語った言葉を今週は取り上げたい。

 福岡愛が強いコンビのうち、特に華丸にはそのイメージが強い。だが、先に福岡から出たいと言い出したのは華丸だった。

 福岡よしもとの1期生としてデビューした2人。当時は、ローカル芸人が少なかったこともあり、デビュー翌年には福岡でレギュラー番組を持つなど重用されていた。30代の頃には、福岡のトップタレントとしての地位を確かなものにしていたが、その中で大きな不満も抱えていた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言