気鋭の女優チェ・ヒソ語る “反日ではない”主演作への思い

公開日: 更新日:

 今作では日本人なまりの朝鮮語を話すことも求められた。そこで、ハングルで書かれた台本のセリフをカタカナやひらがなに手書きで置き換えたという。

「日本語に書き直した時に感じるギャップや違和感を大事に発音しました。セリフ自体も韓国語と日本語が交ざっていたので、アドリブで言い換えたり。日本での生活がとても役に立ちました」

是枝裕和監督と大森立嗣監督の大ファン

 300ページ超にわたる日本語の関連裁判記録を読み込み、当時の新聞記事も入手。

「朝日新聞社に国際電話をかけて、大正12年のいついつの資料が欲しいと問い合わせしたら、“え、大正ですか?”と驚かれました。裏付け作業、翻訳、通訳、出演者たちの語学トレーニング……とにかくいろいろやりました(笑い)」

 大学の入学式に参列せず、演劇部に直行し入部希望を出す“芝居っ子”だったというが、演技に興味を持ったきっかけは日本のトレンディードラマ。

「“ロンバケ”に夢中で、いつも南(山口智子)と瀬名(木村拓哉)のマネをしている子供だったんです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”