テレ朝「10万円でできるかな」寸止めで“CMまたぎ”の愚

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 深夜放送だった「10万円でできるかな」(テレビ朝日系)が4月からゴールデンに進出した。

 6日の出演はジャニーズKis―My―Ft2(キスマイ)とサンドウィッチマン、この日のロケゲストの吉田沙保里とタカアンドトシだった。

「10万円」で宝くじを買ったり、クレーンゲームやガチャガチャで元が取れるかどうかに挑戦するこの番組。

 6日は「スクラッチくじを10万円分買って、当たったお金だけで旅が楽しめるか」を検証するもの。驚いたのは吉田の引きの強さ。1000円、2000円、ついには1万円を当てる強運ぶり。

「一般の人はこんなに大量に買わないから、ドキドキを共有する楽しみがあります。ただ、演出がダメ。あと1つのところでCMをまたいで時間稼ぎをする。この寸止めにはイライラする」(テレビウオッチャー)

 制作者はかつてこれを散々やって視聴者が離れていったことを忘れたのだろうか。このスピード時代、CMまたぎはナンセンス。視聴者は暇じゃない。それよりも、休むことなくひたすらスクラッチを削って当たりを出す方がよっぽど視聴者に受けるのでは。新たなヒット企画を目指すなら演出の再考は必至。

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