9月場所は若隆景、11月場所は安青錦にチャンスあり…相撲協会が待ち望む新大関待望ラッシュ
横綱が活躍して場所を締め、その上で新大関が誕生すれば言うことなしの万々歳――。
14日初日の9月場所で、大関とりがかかっている若隆景(30)。5月場所は小結で12勝、先場所は関脇で10勝。大関昇進の目安とされる「三役で3場所33勝以上」に向け、今9月場所で11勝すればノルマを達成できる。137キロと軽量ながら、低い姿勢からのおっつけは巨漢力士の体すら浮き上がらせるほど。本人も常々「大事なのは下からの攻め」と話しており、2022年3月場所で自身初優勝。その後は右足の負傷で休場を余儀なくされ、一時期は幕下まで番付を下げたものの、再び這い上がってきた。
大関候補は若隆景だけではない。古株の親方は「安青錦(21)だって十分に可能性はある」と、こう話す。
「先場所は前頭筆頭で技能賞と金星を獲得し、優勝次点となる11勝。9月場所は新三役として小結へと番付を上げた。もし、今場所も好成績を収めれば、次の11月場所は大関とりとして認められるかもしれない」
とはいえ、先場所はあくまで平幕。大関昇進目安の「三役で3場所33勝」に含まれるのか。