マラソン&競歩「スタート時間30分前倒し」の“焼け石に水”感…世界陸上きょう13日開幕

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 お彼岸前の残暑はわかりきっていることではないか。

 13日開幕の世界陸上で競歩(男女35キロ=13日)とマラソン(女子14日、男子15日)のスタート時間が11日、変更された。当初は、気候条件や観客の観戦のしやすさ、大会運営などを考慮して午前8時の予定だったが、今も真夏並みの暑さが続いていることから、主催の世界陸連と東京2025世界陸上財団は、世界陸連の医科学部門と協議のうえ、選手の健康と安全を最優先し、スタート時間を30分早めることを決めた。選手の準備やコンディションを考慮し、できる限り早い時期に選手に伝えるため、このタイミングでの決定になったという。

 酷暑のマラソンで思い出すのは4年前の東京五輪だ。東京よりは5度ぐらい気温が低いとの理由で、競歩とマラソンの会場を札幌に移したが、8月8日午前7時にスタートした男子マラソンは、106人中30人が途中棄権。73位でゴールした服部勇馬は重い熱中症でダウンし、体温は41度もあって危険な状態だった。

 その2日前に行われた男子50キロ競歩は早朝5時30分にスタートしても、59人中10人が途中棄権。6位でゴールした川野将虎は熱中症で全身けいれんを起こした。この時の気温は30度、湿度79%。マラソンのゴール時は28度。30度以下でも悲劇は避けられなかった。

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