映画「二宮金次郎」シネコン上映せず車で全国配達するワケ

公開日: 更新日:

 確かに、たとえシネコンで上映されても、客足が悪ければたった1週間で上映終了となってしまう作品もある。その点、映画を“デリバリー”する方法だと、長く多くの人に観賞してもらうことができるだろう。

「皆さん、二宮金次郎には薪を背負ったイメージしか持ってない。でも大人になった彼は、600以上の荒廃した土地を復興させるという激動の人生を生きていたんです。江戸時代の封建的な枠組みを覆すような、非常に戦略的で有能な人物で、経営コンサルタントであり、革命家でもあったと思います」と、五十嵐監督は金次郎を題材に選んだ理由を語る。

 また、脚本を書いた柏田道夫氏は「二宮金次郎の映画というと堅そうなイメージを持つかもしれませんが、偉人伝ではなく、チャンバラ映画みたいな戦いが繰り広げられるワクワクして泣ける時代劇です」と話す。

 あの銅像の少年のその後が気になったら……自分の町に作品が届けられる日を待ってみるのもいいかもしれない。詳細は「ストームピクチャーズ」まで。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所