1万円札は渋沢栄一に 紙幣はなぜ偉人の肖像ばかりなのか?

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 紙幣の肖像画が5年後に変わる。1万円札は福沢諭吉から渋沢栄一、5000円札は樋口一葉から津田梅子、1000円札は野口英世から北里柴三郎に。偽造防止のため一定間隔でデザインを刷新するのは分かるが、そもそもなぜ“偉人の肖像”が使われるのか。

「お札と切手の博物館」(東京・北区)学芸員の松村記代子氏が言う。

「日本初の肖像入りのお札は明治14年に発行された1円札(写真)で、日本書紀に登場する神功(じんぐう)皇后が描かれました。しかしそれ以前、明治6年発行の紙幣には神話や日本の風景、明治11年発行の紙幣には殖産興業を表す鍛冶屋が描かれるなど、肖像ではなかったんです」

 なぜ明治14年から肖像が使われるようになったかというと、「同時代の諸外国の紙幣に国王が描かれていること、少しの違いも表情の違いとなって表れるため真偽判別に役に立つこと」が理由。神功皇后なのは「日本書紀の中に、神功皇后が摂政のとき三韓から金銀を貢納されたとの記述があるから」だという。4年後の明治18年の紙幣には「大黒様」が描かれている。

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