ほぼ「絶対君主」吉本興業・岡本昭彦社長のコワモテ評判

公開日: 更新日:

 宮迫らの会見についても、批判が収まらないのを見て「させてやる」と認めた後も「期日はこちらで決定する。それはこっちの権限だ」とし、宮迫らが弁護士を立てれば書面で「引退会見」もしくは「契約解除」の二者択一を迫る。さらに、「こちらで考えているQ&Aを練習してもらいます」と関係者を通じて要求していたというのである。

 タレントには人権も自由も発言権も一切関係なし、逆らえば潰すぞ、と高圧的に支配しようとする姿はさながらブラック企業のワンマン社長、いや、ヤクザ顔負けの恫喝ではないか。闇営業問題も「放っておけば、世間は忘れる」「こちらから事を荒立てるな」という思惑も透けて見え、会社ぐるみでの隠蔽工作を図ったといわれても仕方ないだろう。

 岡本社長は天理大出身。学生時代はアメフト部に所属していたそうで、吉本には91年に入社。ダウンタウンのマネジャーを務め、フジテレビ系「人志松本のすべらない話」など数々の人気番組でプロデューサーを務めた。今田耕司東野幸治らも担当し、吉本きっての敏腕マネジャーであることは誰しもが認めるところだ。大崎洋会長と二人三脚でスポーツ部門の拡大や47都道府県「住みます芸人」プロジェクトなどに力を入れ、吉本興業ホールディングス株式会社の代表取締役社長にまで上りつめた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ