金字塔・矢沢永吉の自己プロデュース力と“成りあがり”伝説

公開日: 更新日:

 矢沢永吉(69)がまたひとつ栄冠を手中に収めた。最新アルバム「いつか、その日が来る日まで…」で、オリコン週間アルバムランキング初登場1位を獲得。小田和正が「あの日あの時」で初登場1位となった68歳を上回り、最年長1位獲得アーティストになったのだ。

 これは「数々の金字塔を打ち立ててきた矢沢ならではのプロモーションが冴え渡った」と、業界関係者から称賛の声が上がっている。

「たとえば、8月にオンエアされたNHKの『ドキュメント矢沢永吉』。米ロスでのレコーディングを初公開して、通訳なしで向こうの凄腕ミュージシャンと渡り合い、ハーレーでツーリングしたり、所有するクルーザーなどで『これで最後かも知れない』と例の巻き舌で語る姿はインパクトが強かった。もともと矢沢さんは自ら動いて、自らを売り出していくスタイルですけど、今回もPRとしてピシャリとはまった。さすがですよ」と、あるプロデューサーはうなる。

 もちろん、肝心のアルバムの仕上がりも上々だから売れているのだろう。そんな矢沢の仕事術について、あるマスコミ関係者は「矢沢さんというと、勢いとか、ノリやハートの部分の印象もありますけど、事務所スタッフも関係者もオフィスでスーツをビシッと着こなし、ビジネスマンみたいなんです」と言う。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景