15歳の朝倉あきさんに芸能界入りを勧めた祖母との思い出

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「おばあちゃんをぺ・ヨンジュンに会わせて」

 それが、中学になったら、一転して誰とも遊ばず、図書室にこもってひたすら本を読むようなおとなしい子になりまして……。思春期の悩みもあったんですね。

 そんな私を心配して芸能界入りを勧めてくれたのが祖母でした。物静かで品の良い祖母でしたが、テレビドラマが好きで、「あきちゃん、女優さんになって、おばあちゃんをぺ・ヨンジュンに会わせて」って(笑い)。

 それがきっかけで東宝シンデレラオーディションに応募し、東宝芸能の俳優としてスタートを切ることができたんです。祖母はとっても喜んでくれて、「あの場面のあきちゃんの目の表情がすごくよかった」とほめてくれたり、落ち込んでいるときは励ましてくれました。

 ところが、5年前、77歳で病気で亡くなってしまい……。ショックで何も考えられず、毎日泣いてばかりいました。結局、1年近く芸能活動を休止することになったんです。今思えば、自分の人生をゆっくり見つめ直す機会になったわけで、祖母がその時間をくれたのかもしれません。

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