流行語大賞「一発ギャグ」ナシの背景 芸人に“冬の時代”が

公開日: 更新日:

 確かに今年は、闇営業問題やタレントの薬物事件、元NGT48山口真帆の暴行事件など、芸能界は暗い話題が続いていた。

 一方で、一発ギャグがトップテン入りしなかった背景には、求められている芸人の変化もあるという。

「今は、かつて『エンタの神様』で量産されていたようなコスプレをして、定番のワンフレーズで笑わせるキャラ先行型の芸人より、しっかりしたネタやフリートークができる芸人がウケるのかも知れません。チョコプラも、モノマネやワンフレーズのギャグが注目されていますが、土台となる実力は十分あってネタも面白いんです。今でも深夜に多くのネタ番組はあって、さまざまなタイプの芸人がいますが、かつてより世間に認知されにくくなっていると思います。お笑いファンは知っているものの、老若男女の誰もが知っているという状態にはなりにくい」(ラリー遠田氏)

 確かに今年は、この時期、忘年会で誰もがこぞってマネするようなネタが思い浮かばない。それも含めて世相か。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景