著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

たけしの「お笑いウルトラクイズ」のトンデモ舞台裏<2>

公開日: 更新日:

お笑いウルトラクイズ!!」で「滑り台バンジージャンプクイズ」に挑んだ俺であったが、それは、現在のテレビでは決してやれない、大げさではなく、命懸けのところがあったのだ。

 例えば、60メートル超えの屋上からバンジージャンプをするクイズに関してはもちろん、本番前に入念にスタントの方々がリハーサルを何度となく重ねてはくれているものの、事前の説明では「大丈夫です! 多分……」「えっ!? 多分、て?」「いや、我々もプロとしてやれるところまではやりましたが、突風が吹いた場合とか落下中に足に絡んでいるゴムが滑り台の……いや、やめときましょう……」「やめないでー!! なんで後半、言葉を濁しちゃうわけ?」という具合に、自然現象や突発的なモノまではリハーサルできないというのが実情だった。

 当然、人間であるからいくら命懸けといっても命を失うのだけは勘弁なのだが、一般の人には信じてもらえないかもしれないが、我々お笑い芸人という生き物は「命はダメだけど、笑いが取れるなら……う~ん、腕の一本折れるくらいまでなら、ま、いいか~」という、もうどうしようもない性があるのです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態