著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

コロナ報道が軒並み高視聴率も 横並び似たり寄ったりに喝

公開日: 更新日:

 先週の「テレビ視聴率ベスト10」を見ると軒並み報道・ニュース・情報番組がランクイン。NHK「ニュース7」22・4%、テレビ朝日系「報道ステーション」19・9%、日本テレビ系「真相報道バンキシャ!」19・8%と高視聴率だらけ。久々にこんなに高い視聴率がズラッと並ぶのを見た。

 ニュースの大半が新型コロナだが、肝心の内容は各局どこも似たり寄ったり。今日は何人、ロックダウンはいつ……と喜々としてやっている気がしてならない。その一方でコロナの正体などには一切触れない。

 センザンコウという動物説が出ているのに。マスク不足もドラッグストアの行列や何もない棚を見せ、「どこにも売ってません」と街の声を紹介するのではなく、「なぜ流通しないのか」、「3月は6億枚供給」(by安倍首相)とのたまうマスクがいったいどこに行ったのかを調査して報道すべきでは。

 そんな不満が解消する場面があった。30日のTBS系「グッとラック!」でのこと。立川志らく司会の低視聴率番組で、スペシャルウイークと題して日替わりコメンテーターが登場。そこに出てきたのがパワハラ報道で番組を降板した辛坊治郎

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」