「嫌いなら呼ぶなよ」綿矢りさ著

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「嫌いなら呼ぶなよ」綿矢りさ著

 霜月は、妻の楓につき合い、彼女の親友ハムハムの家を訪ねる。旧姓が羽村であるハムハムは、楓の高校時代からの親友で、今は森内姓となり3人の子育て中。森内家には楓とハムハムの大学時代の友人・千尋夫妻と2人の子どもも到着していた。全員が揃い、コロナで延期になっていた森内家の新居祝いを兼ねたホームパーティーが始まる。

 食事が終わると、子どもたちを残して、大人たちが示し合わせたように2階に上がっていく。促されて2階のセカンドリビングに座った霜月は、全員に囲まれ、不倫をしていることを糾弾される。いつものように何とか言い逃れようとする霜月だが、ハムハムが次々と証拠の写真を持ち出してきて、逃れられない。(表題作)

 ほかにも整形やSNS炎上などをテーマに、今を生きる人々を描く作品集。 

(河出書房新社 770円)

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