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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

「シンギュラリティー」で株価は2乗、3乗に?

公開日: 更新日:

「また、起きてしまった」

 最近どうしても、午前4時に目が覚めてしまう。年をとってくると、体内時計が狂うらしい。

 でも、その瞬間、やってはいけない“禁止事項”がある。

 それは、「背伸び」である。これをやると100%の確率で足がつる。数分間、布団の上で悶絶することになり、これだけは絶対に避けなければならない。悲しいシニアの「早朝あるある」である。

 年を重ねるたびに、体がいうことをきかなくなってくる。でも、ここまで来たんだから、もう少し頑張って生きてみよう。なぜならば、「シンギュラリティー」が近いからだ。

 シンギュラリティーとは、人工知能(AI)が人間の知能を上回る「技術的特異点」のこと。これが起こると、技術が“指数関数的”に進歩するといわれている。AIが自己進化を続け、加速度的にそのスピードがアップするのである。

 それが起こるとどうなるのか?

 すべての分野で予測不可能なことが起こるだろう。たとえば、AI自動車が開発されて交通事故がなくなったり、画期的なエネルギーが開発されることによって、石油や石炭などの化石燃料が不要になったりする。

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