波瑠×川栄李奈でしか成立しない「フェイクマミー」“面白くなさそう予想"を覆したキャスティングの妙

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 秋ドラマで事前の予想以上に《意外と面白かった》と好評なのが、TBS系金曜ドラマ「フェイクマミー」(金曜夜10時)。波瑠(34=写真)と川栄李奈(30)のダブル主演で、10月10日放送の初回平均視聴率は世帯6.2%、個人3.4%だった(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。

「フェイクマミー」は、禁断の”母親なりすまし”から始まる、ウソとトラブルだらけの《ファミリークライム・エンターテイメント!》(公式サイトから)。

 東大卒ながら転職に苦戦する花村薫(波瑠)が、元ヤンキーでベンチャー企業のカリスマ社長であるシングルマザーの日高茉海恵(川栄)と出会い、茉海恵のひとり娘いろは(池村碧彩=9)の小学校お受験のためにフェイクマミー(ニセの母親)になってほしいと依頼される。いったんは断るものの、いろはの特別な才能を感じ取った薫は”ニセママ契約”を引き受けることに……初回のあらすじはざっとこんな感じだ。

「放送前にあらすじだけ目にして《内容があり得ない》などと面白くなさそう認定したドラマファンも少なくなかったようです。第1話の薫のセリフにもありましたが、母親になりすまして明るみに出た場合、罪に問われることがありますからね。そういう設定に《現実的じゃないドタバタ劇か》と見る前からソッポを向いた視聴者がいたのは確かです」(テレビ誌ライター)

 特に注目度が高かったわけじゃない「フェイクマミー」なのだが、初回放送中に早くもタイトルがトレンドワード入り。すぐに引き込まれた視聴者が多かった。ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏は「私も事前にあらすじを読んだ時点で『う~ん、これはどうだろう。入り込めないのでは』と思ってしまった1人です。会ったばかりの相手の無理難題をすぐに引き受けるという設定にも納得はいっていませんが……」と前置きしつつ、こう続ける。

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