著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

ドライアイ(2)涙が出ていても要注意…目の健康を守る涙とは別もの

公開日: 更新日:

 ドライアイの主な症状は、疲れ目、目の乾き、異物感です。これらは、涙の量が少なくなったり、涙の質のバランスが崩れて、目の表面に涙が均等に行きわたらなくなることが原因で起こります。

 現代は、パソコンやスマホ、テレビゲームなど何らかのモニター画面を長時間見続けることが“普通”になっています。私たちは何かに集中しているとまばたきをしないで見る特性があり、自覚はなくてもまばたきの回数が大幅に減少していて、目が乾燥してドライアイを誘発します。また冷暖房完備の生活が当たり前となっていることも、目の乾燥の原因です。

 意識して何らかの対策を講じない限り、目の乾燥はどんどん悪化していきます。そのうち目に鋭い痛みを感じるようになり、乾燥から目の表面に傷がついてかすみ目が生じ始めます。角膜が細菌に感染して角膜感染症に罹患し、視力低下が起きることもあります。

 さらに目がすっきり見えないと、肩や首のこり、頭痛も誘発します。これらが頻繁にあることでさまざまな局面で集中力が低下し、精神的に大きなストレスを感じる人もいます。

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