「仁義なき 聖書と美術の世界」架神恭介、池上英洋著

公開日: 更新日:

「仁義なき 聖書と美術の世界」架神恭介、池上英洋著

 キリスト教を巨大任侠組織キリスト組、神ヤハウェはその伝説的侠客、そしてイエスを若頭に例え、聖書をテーマにした西洋絵画の名作とともに「広島弁」で解説するユニークな教養テキスト。

 あのアダムとエバも、エデンの園をシマとして預かっていたヤクザ夫妻の設定にして楽園追放までの経緯を紹介。さらに、聖書に限らずあらゆる宗教や神話には人間が根本的に抱く疑問に対する答えを用意するという機能があるとし、楽園追放のエピソードは、「私たちはなぜ死ななければならないのか」という問いに対する答えだという。その上でマザッチョの「エデンの園からの追放」が「最初のルネサンス絵画」として高く評価されている理由を解説。

 以降、旧約、新約の聖書の物語をヤクザの抗争に見立てて描く。 

(筑摩書房 1320円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網