コロナとテレビ<上>コロナ禍で激変するTV業界の悲惨な未来

公開日: 更新日:

 収録や生放送やロケができない番組はどうなるのか?

 現状、再放送や総集編で一時的に難をしのいでいるが、受信料で一定の収入が保証されているNHKはともかくCMの広告収入で成り立っている民放はそんな気楽なことは言っていられない。視聴者が“懐かしい”と呟いてくれているうちはいいが、「懐かしのヒットソングメドレー」などもやり過ぎたら飽きられるのは自明のこと。

 CMスポンサーもおそらくこの事態でしばらくは目をつむってくれるだろうが、このコロナ禍で多大な被害を受けている以上、そんな甘い対応はいつまでもできない。再放送や総集編には放送権利処理など基本的には高く見積もっても当初の制作費の10分の1程度しか経費がかかっていないのだから、広告料も買い叩かれる可能性は否定できない。

 こうなると資産の内部留保を持っている局とそうでない局で明暗がはっきりと分かれる。終息が長引けば局の制作費をあてにしているテレビ制作会社、芸能事務所、さらに収録時に配る弁当屋にまで波及する。一方、総集編を作るディレクターたちはおのおの、自宅やどこかの建物の個室やホテルの一室で慣れないパソコンやネットを利用して他のスタッフと連携を取りながらも孤独な作業を続けている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒