著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

ブラマヨ吉田は律儀な男 帽子を脱ぎ人目はばからず挨拶を

公開日: 更新日:

「M―1グランプリ2005」で優勝を果たしたブラックマヨネーズ。優勝が決まったのを見届けて、「おめでとう! よう頑張った! うれしかった!」というメッセージを2人の留守電に入れました。

 翌日2人からお礼のメールが届いたのですが、優勝後なかなか出会う機会がないまま4月になったある日、NGK(なんばグランド花月)の近くにあるコンビニに立ち寄ると、帽子を目深にかぶった吉田君を発見! まわりのお客さんに気づかれないように、肩をチョンチョンと叩いて、小声で「お疲れさん」と声をかけました。

 すると吉田君はかぶっていた帽子を脱いで「お疲れさまです、ごぶさたしてます。M―1の時はメッセージありがとうございました。めっちゃうれしかったです」と人目もはばからず、直立不動でお礼を言ってくれました。

 当然、他のお客さんも彼に気づき「ブラマヨの吉田や……」という声があちこちから聞こえてきました。目立つので「ええて、ええて、お疲れさん。またね」と言って、別れました。正確に言うと別れたつもりでした。ところがレジを済ませて出入り口に行くと、なんとそこには帽子を脱いで扉を開けてくれている吉田君の姿が……。

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