感染未発表も コロナが浮き彫りにしたTV局の不都合な真実
                        
■10月から各局とも制作費を大幅カット
 それでなくとも、コロナ禍でテレビ各局はCM出稿が激減している。番宣など、局のサービスCMが増えているのは、企業からの出稿が減ったための穴埋めなのだという。番組と番組の間に流れる「スポットCM」はどの局も前年比40%前後のダウン。通販CMが増えたのもテレビ苦境の表れだ。
 前出の放送作家氏の話。
「ひとつはっきりしたのは、今までテレビの番組収録に人が多すぎたということです。無用とまではいかないまでも、関係者が多すぎた。コロナ禍で、皮肉にもそれほど多くのスタッフがいなくても、コンテンツはつくれるということが分かってしまったんです。CM出稿の激減は、めぐりめぐって、番組制作費にも跳ね返る。10月から各局とも、制作費を10~15%カットという噂で現場は持ちきりですよ。もはや、これまでのような制作体制ではできない。それで失職する人が相次ぎ、番組の質もますます劣化していく。そんな負のスパイラルにテレビは陥っていますね」
 コロナ禍が浮き彫りにしたテレビ局の不都合な真実。この機に変われなければテレビは終わりだ。                    

 
                             
                                        

















 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
         
         
         
         
         
         
         
         
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                