「わたナギ」で注目 多部未華子vs新垣結衣“共演NG”の真相

公開日: 更新日:

「それはあくまで所属事務所の都合です。女優をプロモーションしていくに際して、同い年でキャラクターが重複するとなれば、何としても共演を避けようとするのが芸能界。仮に共演にこぎ着けたとしても、今度はクレジットの順番を巡ってひと悶着が起きることは火を見るよりも明らかですからね」(芸能関係者)

 こんな事情もあるだけに、新垣が「逃げ恥」で開拓したTBS火曜ドラマ枠のメインキャストに抜擢された時、多部の心は「うれしい」と「どうしよう」のはざまで激しく揺れ動いたに違いない。

「コロナ禍の影響で、『わたナギ』のレギュラーオンエア前に『逃げ恥』の特別バージョンが流されたのですが、この『逃げ恥』のエンディングで多部がキレッキレの“恋ダンス”を披露して大騒ぎになりました。実はこのアイデア、多部側が提案したもので、関係者の間では親友の新垣へのエールだった……と解釈されています」(テレビ関係者)

「逃げ恥」をリスペクトしつつ、「『わたナギ』も負けないわ!」という多部のメッセージだったのかもしれない。

 所属事務所の熱心なプロモーションもあって、新垣の方がしばらく若干リードする形となったが、多部も朝ドラ主演以降、演技派として確固たるポジションを築いている。こうなるとますます2人の共演作を見てみたい気もするが、芸能界の旧態依然とした慣習が改善されたらそれが許される時も来るかもしれない。

 2人が絡んだら、一体どんなドラマ、映画になるのだろうか。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」