「半沢直樹」のネタあかし 最後の悪玉はココでわかる!

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 帝国航空再建編では、半沢に協力的に見えた常務の紀本平八(段田安則)は、ネクタイが赤系になった途端に対抗勢力に急変し、与党幹事長の箕部啓治(柄本明)と裏でつながって暗躍していることが明らかとなった。逆に、ここへきて半沢と二人三脚の大和田のネクタイは、寒色系に変わった。

 箕部の使い走りで、半沢つぶしの急先鋒だった白井亜希子・国土交通相(江口のりこ)は、債権放棄を銀行にのませることができず、詰め腹を切らされたが、蓮舫・参院議員をヒントにしているのか、いつも白のスーツだ。どこにも赤っぽいコーディネートがないのは、うぬぼれは強いがワルではないという意味だろう。

 ファッションで半沢側か敵側か一目瞭然というわけで、いまは半沢の味方のように振る舞っていても、スリーピースやダブルでネクタイが赤っぽかったら、いずれ裏切るというネタばらしサービスになっているのだ。そこで気になるのが、半沢の同期で学生時代からの仲間の渡真利忍(及川光博)が、ずっと赤系ネクタイなこと。まさか、最後の最後になって……ということはないだろうな。

「シーズンⅡの目標は、前シーズン最終話の世帯視聴率42・2%超えでしょうが、土下座が誰になるかにかかっています。柄本明があの顔芸で土下座したら、凄みがあると思いますけどねえ。期待したいです」(ドラマウオッチャー)

 登場人物たちのファッションで結末を予想しながら見ると、このドラマはもっと面白い。

 (コラムニスト・海原かみな)

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