半沢直樹には快哉を叫び政権支持7割 ドラマと現実なぜ乖離

公開日: 更新日:

ドラマで政治不信のストレス発散?

 半沢が箕部幹事長と対峙するシーンの長台詞は、まるで私利私欲にまみれた今の自民党政権に対する怒りの言葉のようだった。国民はそこに共感したはずだが、なぜか、現実の世界は視聴率とは正反対。箕部の“リアルモデル”といわれる二階氏が居座る菅政権の支持率は6割~7割台だからワケが分からない。

「国民が今の政治に対して不信を抱いており、ドラマがそのストレス発散になった面はあると思います。ただ、その一方で、現実の政治の世界は、ドラマのように善悪がハッキリしていないため分かりにくいのです。政治家の悪事の証拠だって、ドラマのように簡単には出てこないでしょう。現実世界はそう単純ではないということでしょう」(明大講師の関修氏=心理学)

 なるほど、ドラマでは白井国交相が箕部幹事長に反旗を翻す場面があったが、今の自民党政権では菅首相すら二階氏に歯向かうことはできないだろう。

 国民はドラマを見て快哉を叫ぶしか、政治不信のガス抜きをする方法がないのか……。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到