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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

メリーさんの知り合いという“黒幕”K氏の眼光は鋭かった

公開日: 更新日:

「先に始めてたよ」と箸を止めビールで乾杯。挨拶を交わした。上質の和紙の名刺に大きく名前が書かれ、裏側に住所など連絡先が記されていた。「年を取っても肉は食べないとあかん」とそんなたわいもない話から始まった。20年ほど前の話だが、当時のK氏は白髪の交じる60代ぐらいに見えた。

 過去、梶原一騎・真樹日佐夫兄弟、川内康範、安藤昇と怖い(怖く見える)人を取材してきたが、K氏の刺すような眼光は一段と鋭く感じた。全身から感じる圧力に自然に背筋が伸びていた。緊張でしゃぶしゃぶの鍋からなかなか肉を取り出せない。芸能界の話を興味深い様子で聞いてきた。

ジャニーズのグループはそんなに人気があるのか」と聞いてきた。「すごいですよ。誰もが認める人気です」と答えると、笑みがこぼれていた。

 話が一段落したところでK氏が切り出してきた。

「ジャニーズの連載、いつまでやるんだ」

「はっきり決まっていません。長くは予定していますが」


 K氏は回りくどい言い方はせず、単刀直入にこう言ってきた。

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