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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

メリーさんの知り合いという“黒幕”K氏の眼光は鋭かった

公開日: 更新日:

「この連載を止めさせる方法はないのか」

 即座に答えた。

「連載を止める方法を私に言われても、わからないとしか言いようがない。少なくとも私に頼むのはお門違いです」

 そんなふうに答えていたと思う。その後、川又氏と何度となく耳打ちしていた。

「よし、わかった。店を替えて飲み直そう」と六本木に移動した。私はひとりタクシーで指定された店に行った。

 クラブだった。席に着くなりK氏の顔も緩んできた。ほとんど仕事の話はなし。私の緊張感も解けてきた。記者稼業の習性で、メリーさんとの関わりだけはどうしても聞きたい。

「メリーさんとKさんのような人の接点がどうしてもわからないんです」と聞いていた。

 多くの取材で核心の話を聞く時、いつどのタイミングで聞こうかと考えても、うまくいかなかったりする。考えて質問するより、とっさに聞くほうが相手もすっと答えるものである。意外な話が返ってきた。=つづく

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