貴乃花“流浪の父親”の現在地 長男&元妻との決裂は決定的か

公開日: 更新日:

 花田優一氏(25)が突然、「週刊女性」(2月16日号)で、父親である元横綱貴乃花の花田光司氏(48)からモラハラや暴力を受けたと告白。その後に、貴乃花が「週刊文春」(同月18日号)で「優一の告白は嘘で塗り固められている」と反論し、「女性セブン」(同月18・25日号)には貴乃花の元妻で優一氏の母親である河野景子氏(56)まで登場した。

 そこで景子氏は「大なり小なり、どこの家庭にも“事件”は起きるものだと思います。ただ、それが外へ筒抜けに報じられてしまう」と嘆いていたが、景子氏といえば、昨年末に映画監督で実業家のジャッキー・ウー氏との再婚報道が出たばかり。

 その翌週には渦中のウー氏自らネットニュースサイトの独占インタビューに応じ、2人のなれ初めから「いずれ結婚するだろう」と未来予想図を語った。

「景子氏はウー氏のインタビューを止めようと思えばできたはずなのに、“筒抜け”になってしまった。今回の騒動もそうですが、景子氏と優一氏に関しては、週刊誌が積極的に動かなくても情報が絶妙なタイミングで入ってくるし、うまい具合に話が連動しています。そう考えれば、出どころがどこなのか大体、想像がつきます。それに対し、貴乃花に関しては、親方をやめてからというもの、本人が発信しない限りは情報が全く出てきません。文春のインタビューでは、『私が表舞台から消えれば、身内が便乗してきて、家族が世間を騒がせることはなくなるかもしれない』と吐露していますが、この家族に関しては、貴乃花のこの言葉が全てを物語っている気がします」(芸能ライター・弘世一紀氏)

相撲普及活動に取り組もうとした矢先に

 そんな貴乃花だが、親方引退後の2019年に、一般社団法人「貴乃花道場」を設立。小さな子どもたちや世界中の人々に相撲を普及させるべくイタリアやアメリカへ趣いたり、東京大学大学院では相撲界の改革について講義を行ったりと積極的に活動していた。現在はコロナ禍のあおりを受けてほとんど休止状態に陥っている。

「貴乃花道場の所在地は小さなアパートの一室で人の気配は全くありません。貴乃花自身も現在どこに住んでいるのかもわからない。一部の関係者を通さない限り、彼と連絡を取ることもできない状態が続いていると聞きます」(大相撲関係者)

「女性セブン」(3月4日号)では、まだ住宅ローンの残っている5億円の自宅を売りに出したものの買い手がつかず、台所事情が苦しいと報じられた。関係者によると、部屋運営時代の借金もあり経済的な余裕はあまりないという。

「表舞台から消え、純粋に裏方に徹して、相撲の普及活動に集中したくてもできない事情が貴乃花にもあります。とはいえ、現在2社のCMに出演しており、相撲界の大立者である彼が表舞台に立とうと思えばいくらでも需要があります。このままコロナ禍が長引けば、ますます引っ張り出される機会が増えるでしょう」(弘世一紀氏)

 金銭的に背に腹は代えられぬ貴乃花が表舞台から消えることもなければ、景子氏と優一氏のゴシップ記事がなくなることもなさそうだ。 

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  2. 2

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  3. 3

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  4. 4

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  5. 5

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

  4. 9

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  5. 10

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトバンクに激震!メジャー再挑戦狙うFA有原航平を「巨人が獲得に乗り出す」の怪情報

  2. 2

    山崎まさよし、新しい学校のリーダーズ…“公演ドタキャン”が続く背景に「世間の目」の変化

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    草間リチャード敬太“全裸騒動”にくすぶる「ハメられた」説…「狙った位置から撮影」「通報が早い」と疑問視する意見広がる

  5. 5

    維新の「議員定数1割削減」に潜む欺瞞…連立入りの絶対条件は“焼け太り”狙った露骨な党利党略

  1. 6

    山崎まさよし公演ドタキャンで猛批判 それでもまだ“沢田研二の域”には達していない

  2. 7

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 8

    「これが寝るってことだ」と感激…女優の岡崎友紀さん変形性股関節症との苦闘

  4. 9

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  5. 10

    公然わいせつ容疑で逮捕→釈放も“連帯責任”…Aぇ! group草間リチャード敬太の芸能界復帰はイバラの道