聖火ランナースタート 今の日本は五輪開催にふさわしい?

公開日: 更新日:

 25日には福島から聖火ランナーがいよいよスタートする。いや、本当にスタートするのか。

 膨れ上がる予算、コロナ、猛暑、起こり得る地震や台風の災害原発のコントロール、人権問題、さまざまな問題を積み残したままの五輪は本当に開催されるのか。

 先日、名古屋の入管で一人のスリランカ女性が死亡した。彼女は日本の子供たちに英語を教えたいと夢を抱いて留学したが、母国からの送金が途絶え、頼りの同居男性からの暴力に耐えかね保護を訴えたが、逆に不法滞在で収容された。

 徐々に体調不良になり食後に吐くと、「迷惑だから」と単独部屋に入れられ、保護団体が面会に行くたびに衰弱していった。1カ月で20キロ近く痩せ、面会にバケツを手にしていた。いつ吐くか分からないからだ。

 ついに手を上げることすらできなくなり、保護団体は「このままでは死んでしまう」と入院と点滴を訴えたが、聞き入れられず、最後の面会の3日後に部屋で脈が止まっている状態で発見された。彼女に必要なのは収容ではなく保護だったのではないのか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」