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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

後輩と同じ目線で若々しさを保つ 太田光は「一番のバカ」

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「この道、地獄だけど大丈夫か?」(太田光/テレビ朝日「爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!」7月4日放送)

 過去に発言した「名言」をその場にいた人が再現するコーナーで、かが屋が演じたのは爆笑問題の太田光(56)とのやりとり。楽屋あいさつに行くと、太田がモデルガンで撃ってくるのは恒例だ。

 そのエピソード自体は有名だが、賀屋壮也はさらに太田に驚いてもらおうと、あらかじめ口に含んだトマトジュースを撃たれた瞬間、血のように吐き出したという。そうした仕込みを、ずっとやっていくつもりと答えた賀屋に放った太田の「名言」が今週の言葉だ。

 一度やり始めると、毎回違うネタを仕込まなければならない。賀屋はレプリカの銃弾を持って撃たれた際に手で取ったふりをして、銃弾を落とすというネタもやろうとしたが、「それ、パンクブーブーの哲夫が2回目くらいにやった」と言われたそうだ。

 太田といえば、あれだけのキャリアで「大御所」と呼ばれてもおかしくない地位を築きながらも、後輩たちに遠慮なくイジられている姿が印象的だ。中でも強烈なイジリをする鬼越トマホークの金ちゃんは、爆笑問題について「懐が深いよな。それに絶対スカさないですよね。受け身がうまくて、一緒に泥舟に乗ってくれる。なにを言っても爆問さんは『面白いな!』と笑って乗せてくれる」(太田出版「Quick Japan」vol.156=21年6月24日発売)と語っている。

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