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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

木村拓哉「脱アイドル」成功への道のり…俳優業専念で“カッコいいキムタク”を貫き通した

公開日: 更新日:

 自民党総裁選候補のテーマのひとつが脱原発。芸能界における「脱」は<その環境から抜け出す>の意味で使うことが多い。

「どんなに順調であっても壁に当たる。その時どうするか。そのまま突き進む人もいれば、ひとつの策として海外逃避する女優もいたし、ヌードになる女優が増えた時代もあった。なにが正しいかは、結果でしかわからない」(芸能プロ関係者)

 内山理名との再婚話で騒がれている吉田栄作(52)も紆余(うよ)曲折のあった俳優だった。80年代後半、吉田は阿部寛風間トオルらとともにモデルから俳優に転身する先駆けだった。90年代に入ると織田裕二、加勢大周と「トレンディーご三家」と呼ばれ人気を博したが、吉田は活動を休止。「俺は(ビッグ以上に)ジャンボになってやる」とハリウッドに挑戦した。真意がはっきりしていなかったこの発言を吉田は先月、出演したテレビ番組で「事実」と認めている。

 人気ピーク時の休止に「トレンディーからの脱却と箔(はく)を付けたい自尊心の表れ」と渡米を不安視する声は多かった。不安は的中。さしたる実績をあげることもなく、わずか3年で帰国。何事もなかったようにいつの間にか戻り復帰したが、ドラマ界の縮図も変わっていた。

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