著者のコラム一覧
森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

フジテレビが報じた小室圭さん“ちょんまげ”スクープ撮を憂う

公開日: 更新日:

「一言だけでも。これからどのような気持ちで会見に臨まれるのでしょうか?」

 小室さんは無言である。「黒いスーツ姿にマスクをしていて、髪は以前よりも長く伸び、うしろに束ねた状態でした」と説明された。小室さんの長髪、ロン毛にアップする映像まであり、悪意を感じざるを得ない。

 放送されたのは、朝の「めざまし8(エイト)」であった。コメンテーターの元衆院議員の金子恵美さんは、「私は今のVTRを見て、一般の方ですし突然の取材ですから、対応しなくてもいいのかもしれないんですけど。これから眞子さまとご結婚、皇室の方とご結婚されるのであれば、もう少し丁寧に日本のメディアに対応した方が印象はよかったんじゃないかなと、私は個人的に思いました」と述べている。

 ニューヨークの街中で失礼な質問をするテレビ局に、丁寧な説明をする必要があるのだろうか。答える義務はまったくない。内親王の結婚はまったくの私的行為である。私は、21世紀の女性皇族は結婚相手を公表しなくてもいいぐらいに思っている。


■結婚後も追い掛け回すのか

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    年収1億円の大人気コスプレーヤーえなこが“9年間自分を支えてくれた存在”をたった4文字で表現

  2. 2

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  3. 3

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  4. 4

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  5. 5

    山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  2. 7

    フジテレビCM解禁の流れにバラエティー部門が水を差す…番宣での“偽キャスト”暴露に視聴者絶句

  3. 8

    国分太一は“家庭内モラハラ夫”だった?「重大コンプラ違反」中身はっきりせず…別居情報の悲哀

  4. 9

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒