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森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

フジテレビが報じた小室圭さん“ちょんまげ”スクープ撮を憂う

公開日: 更新日:

「一言だけでも。これからどのような気持ちで会見に臨まれるのでしょうか?」

 小室さんは無言である。「黒いスーツ姿にマスクをしていて、髪は以前よりも長く伸び、うしろに束ねた状態でした」と説明された。小室さんの長髪、ロン毛にアップする映像まであり、悪意を感じざるを得ない。

 放送されたのは、朝の「めざまし8(エイト)」であった。コメンテーターの元衆院議員の金子恵美さんは、「私は今のVTRを見て、一般の方ですし突然の取材ですから、対応しなくてもいいのかもしれないんですけど。これから眞子さまとご結婚、皇室の方とご結婚されるのであれば、もう少し丁寧に日本のメディアに対応した方が印象はよかったんじゃないかなと、私は個人的に思いました」と述べている。

 ニューヨークの街中で失礼な質問をするテレビ局に、丁寧な説明をする必要があるのだろうか。答える義務はまったくない。内親王の結婚はまったくの私的行為である。私は、21世紀の女性皇族は結婚相手を公表しなくてもいいぐらいに思っている。


■結婚後も追い掛け回すのか

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