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森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

フジテレビが報じた小室圭さん“ちょんまげ”スクープ撮を憂う

公開日: 更新日:

 10月中旬に予定されている結婚の記者会見でも、小室さんはやはり、「お母様の『借金』問題をどのようにお考えですか」と芸能レポーターに問いただされるのだろうか。無言のままの小室さんにフラッシュが何度もたかれる場面が映し出されるのだろうか。皇室の尊厳も何もない、単なるさらし者である。「小室バッシング」をする人たち、それで視聴率をかせぐメディアは、口ごもる小室さんを見て留飲を下げたいだけなのではないか。

 百歩譲って、婚姻届を出すまでは、容認するとしよう。

 しかし、そのあと小室圭さん・小室眞子さんの夫妻は、完全なる一般人だ。報道によれば、「小室眞子」さんはビザ取得のため、渡米までしばらく東京都内のマンションで暮らす。

 もう、宮家の侍女などの世話になることはできないから、買い物も自力で行うだろう。そのとき、やはりメディアは圭さん・眞子さんを追い続けるのだろうか。結婚後の「小室眞子」さんにも路上で、失礼な質問を投げかけ続けるのだろうか。

 小室さんは「借金」問題を説明すべきだと声高にテレビで叫ぶ人たちがいる。小室さんのお母さんの個人的な問題を、なぜ小室さんが説明しなければならないのか。すでに4月の文書で十分説明したではないか。

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