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森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

「小室圭さんの借金」東国原英夫氏のワイドショー発言はあまりに粗雑すぎる

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 さて現在、元婚約者は小室さんの母親と会って、直接、説明を聞きたいと求めている。これについて小室さんの母親も、会おうという意思があることは、この夏一度面会がセットアップされたことからもわかる。しかし、「体調」の関係で実現しなかった。

 理由は、小室さんの母親が元婚約者に恐怖を感じているためであろう。小室さんと眞子さまの結婚の邪魔はしたくないと言いながら、実質的には息子の前に4年間も立ちはだかる人物、さらには、自分のプライバシー、それこそ2人の性関係のことまでしゃべる人物が元婚約者である。10年間の空白のあとに、普通に会える神経を持つ女性のほうが珍しい。

 息子のために、会えるものなら会って話をすべきことはわかっている。しかし、彼女の「心」がそれを許さない。

 ゴゴスマを含め、小室さん側が解決を引き延ばそうとしているように報じるメディアが多いが、果たしてどうか。小室さんの側こそ早く解決したいのは、少し考えればわかることである。

 番組のなかで、CBC特別解説委員の石塚元章氏が「(母親が)なぜお会いになろうとおっしゃらないのか、なかなかわかりづらい。何か思いがあるのかもしれませんけど」などと述べている。こんな基本的なことも想像できない方が、特別解説委員を名乗るテレビ局が存在すること自体、信じられない。

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