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細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

飯野矢住代誕生秘話<20>大門節江と飯野矢住代は生き方もキャラも好対照だった

公開日: 更新日:

 かくして、「姫」のホステスとなった大門節江は、並み居る先輩ホステスを抜き去りナンバーワンの座に就く。

 同時にそれは銀座の頂点を意味した。その節江を押しのけ、新たなナンバーワンに取って代わったのが飯野矢住代だった。

 この経緯だけ眺めると、2人の間は穏やかならぬものに映るが、「そんなことなかった」と故郷の広島市内で余生を過ごす大門節江は、筆者の問いに、すげなく言った。

「何より顧客がかぶらなかったしね。私の方は年配のお客さんが多かったけど、向こうは若い人がほとんど。だから彼女は……自然とそういうノリになっちゃったのかもね」 (つづく)

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