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森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

小室圭さん「皇室利用」に小木博明氏が根拠なく言及 フジ「バイキング」に問われる放送倫理

公開日: 更新日:

 書類としては、英文で500語の志望理由書、TOEFLのスコア、2通の推薦書、成績証明書などを提出する。

 小室さんは一橋大学大学院を修了した5カ月後の2018年8月に、フォーダム大学に入学しており、書類の提出期間は、前年9月15日から3月31日である。これは、日本の大学のAO入試(総合選抜型)に似ている。ただ、締め切り日が一律に設定されているのではなく、大学は順次、申請のあった志願者とコンタクトを取り、優秀な志願者に合格を出す。

 小室さんはビジネスローの学位取得見込みであるだけではなく、奥野総合法律事務所でパラリーガルとして実務に携わっていた。小室さんのその後の論文を見ると、インターネットビジネスと法務などへの関心が一貫している。フォーダム大学として、志望理由が明確でそれを裏づける実績も十分であると判断したのは、自然なことに見える。

 これに対し、小木氏は、「何年も勉強しないで前倒しして受かんのかって」と述べている。言い掛かりに近い。小室さんはフォーダム入学前の2年間、法律事務所に務めながら、夜間の大学院に通い勉強を続け、将来の米国留学への準備を進めてきた。それを「何年も勉強しないで」と断じるのは、明らかな名誉棄損である。

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