“有終の美”V6はレアケース SMAPも光GENJIも…ジャニーズ解散の「黒歴史」

公開日: 更新日:

 岡田の言葉が画期的に聞こえるほど、ジャニーズ事務所は今まで『アイドル=操り人形』というイメージを作り出してきた。

「昔のアイドルは『恋人はいない』と言うことが求められたし、『トイレにいかない』という幻想すらあるほど、ファンにとっては雲の上の人だった。アイドルはそのイメージを保つため、言動が自然と制限され、浮世離れしていました。ファンはそんなアイドルの発言を信じて、熱狂的に応援して多額のお金を注ぎ込みますから、ジャニーズ事務所は急成長していきました。しかし、そんなアイドルの世界はファン以外から見れば奇異に映ったかもしれません」(芸能事務所の古参マネジャー)

男闘呼組は全国ツアー直前に突然中止

 過去にはアイドルの殻を抜け出そうと破天荒な言動をしたグループもいた。

「"ロックバンド"を自認していた男闘呼組は雑誌『宝島』で事務所批判と受け取れるような発言をして物議を醸しました。まだアイドルに対する幻想の残る1990年代前半にグループ内で2人もできちゃった結婚をして、いずれも時間が経ってからバレた。1993年にはメンバーの1人に薬物疑惑が持ち上がり、メリー喜多川氏の逆鱗に触れて、夏の全国ツアー直前に突然中止を言い渡され、事実上の解散に。自由に見えた男闘呼組でさえ、事務所の命令に従うしかなかった。自分たちの意思ではどうにもならない"ジャニーズの闇"があると知らされたようなものでした」(前出のベテラン芸能記者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃