<5>2007年にリーダーが死去 3人でやっていたネタは捨てるしかなかったが…

公開日: 更新日:

「何十年もやってる2人にまじるのは無理だよね。結局、2人でやっていこうと決めたわけ」

 2人だと、ボーイズでなく「歌謡漫才」になってしまうが、2人はあくまでもボーイズ芸を通すことにした。

「3人でやっていたネタは捨てるしかない。たとえば、新選組のコントで、リーダーが近藤勇、兄さん(菅)が土方歳三、僕が沖田総司をやってたのに、僕が近藤と沖田の2役をやるわけにいかないでしょ」

「それでも2人で出来るネタがあったし、また新しく作ればいいんだからと楽観的だったね」

仲「2人になった当初、高座での2人の距離が遠いと言われました。無意識のうちに、リーダーがいるスペースを空けていたんですね。それに気づいたお客さまが泣いていたなんてことがありました。他の漫才さんみたいに、近い距離でしゃべれるようになったのは、しばらくたってからでした」  =つづく

(聞き手・吉川潮)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン