著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

木下優樹菜はただの“おしゃべりタレント” 芸能界での「夢よ、もう一度」は通用しない

公開日: 更新日:

「やっぱりみんなの前に立って仕事がしたい~」と芸能活動再開を宣言した。正確に言えば、「活動したい」と世間にお伺いを立てた。

 木下はすでに2年前に芸能界を引退。一時は他の仕事を考えていたというが、裁判の決着がつくや芸能界復帰宣言。ここに見え隠れするのもやはりお金の魅力だと思う。

 安室奈美恵に憧れ芸能界入りした木下。モデルからタレントに転身。里田まいスザンヌとおバカタレントでブレーク。その後も元ヤンキーを売りにトーク番組で人気者になった。芸人・FUJIWARAの藤本敏史と結婚。2児の母になっても庶民的な明るいキャラでCMにも進出。ママタレ界の勝ち組になった。

「仕事も人気もピークも経験。ギャラもそれなりにある。“夢よ、もう一度”と考えるのが芸能界の魅力」(芸能関係者)

 いまだに復帰がかなわない宮迫博之がいみじくも言っていた。「お金儲けして早く隠居したい」と。

 スポーツ界も芸能界も才能で稼ぐ。世間は羨ましいと思う半面、どんなに稼いでも世間が納得できるのが類いまれな才能。才能さえあれば「さすが」と褒められる。俳優は芝居、歌手は歌で人々を魅了する。「お金を取れる俳優(歌手)になれ」という言葉もあるが、タレントには通用しない。木下はおしゃべりタレントだ。ある種の芸とはいえ木下に代わるタレントはいる。いなければ作り出すこともできる。タレントでも芸人は本業を持つが、タレントは本業で戻れる世界がない。不祥事だけで仕事を失う。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  3. 3

    芳根京子“1人勝ち”ムード…昭和新婚ラブコメ『めおと日和』大絶賛の裏に芸能界スキャンダル続きへのウンザリ感

  4. 4

    1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  3. 8

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  4. 9

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  2. 2

    1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

  3. 3

    大リストラの日産自動車に社外取締役8人が「居座り」の仰天…責任問う大合唱が止まらない

  4. 4

    芳根京子“1人勝ち”ムード…昭和新婚ラブコメ『めおと日和』大絶賛の裏に芸能界スキャンダル続きへのウンザリ感

  5. 5

    所属先が突然の活動休止…体操金メダリストの兄と28年ロス五輪目指す弟が苦難を激白

  1. 6

    国民民主党・玉木代表は今もって家庭も職場も大炎上中…「離婚の危機」と文春砲

  2. 7

    「嵐」解散ツアーは売り上げ500億円? オイオイ、どんだけ儲けるつもりだよ

  3. 8

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  4. 9

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  5. 10

    「キャロル」でのジョニー大倉の先見性とボーカルはもっと評価すべき