著者のコラム一覧
井筒和幸映画監督

1952年12月13日、奈良県出身。県立奈良高校在学中から映画製作を始める。75年にピンク映画で監督デビューを果たし、「岸和田少年愚連隊」(96年)と「パッチギ!」(04年)では「ブルーリボン最優秀作品賞」を受賞。歯に衣着せぬ物言いがバラエティ番組でも人気を博し、現在は週刊誌やラジオでご意見番としても活躍中。

劣等感から生じた権力欲しかない者の末路には地獄しかない

公開日: 更新日:

 プーチンは国家に奉仕したい思いと己の権力欲を満たすため、75年にはKGBに入り、強さを誇示できる権力の階段を上り出す。その頃、我らはピンク映画でも撮ろうかと画策したが、奴は権力への道を選んだ。選んだというより他に道はなかったんだ。我らが映画表現という自己解放の夢を追ったのも必然なら、奴が忠誠を誓ったソ連という国家が音を立てて崩壊するのを目の当たりにして、西側の自由に恐れおののきながらもまた権力機構にすがりついて、虐殺もいとわない独裁者と化していったのも必然だろう。

 劣等感から生じた権力欲しかない者の末路には地獄しかないのだ。今、奴は自ら招いた己の不幸を恨んでいることだろう。身にこびりついた権力に呪われる時がきているのだ。虐殺された者たちに祟られ続けるがいい。反権力を生きる同時代者から言いたい。

 ファックユー!

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 2

    愛子さまが8月に伊勢神宮「式年遷宮」視察へ 将来は「祭主」を継ぐ可能性も

  3. 3

    検察組織は落ちるところまで落ちた 東大法卒の「特捜部エース」が“ヒモ”とは…世の中真っ暗闇

  4. 4

    三山凌輝「裏切り愛」でも愛娘・趣里に離婚を勧められない水谷豊&伊藤蘭の悲痛

  5. 5

    眞鍋かをり「愛子天皇待望論」は“陰謀論”発言が波紋…高学歴タレントコメンテーター生き残りの厳しい現状

  1. 6

    「ブルーカラー・ビリオネア」には到底なれない…60代の元ブルーカラーは今無職

  2. 7

    来春の統一地方選の争点は「皇室典範」再改正で決まり 高市内閣支持率急落で野党にも一筋の光明

  3. 8

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  4. 9

    一番驚いているのは自民に入れた有権者 「数の力」をなぜ、こんなバカげたことばかりに使うのか

  5. 10

    今夏の専大松戸の継投策が「エース→2番手」ではなく「2番手→エース」の理由…いざ千葉県大会決勝へ