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城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

広瀬アリスが先駆者に 芸能界で広がる「働き方改革」と「休める空気」の背景

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 広瀬アリス(27)が体調不良のため9月から出演予定だった舞台の降板を発表したのが先月下旬のこと。本人がツイッターで「お仕事は心と体のバランスをみながら続ける」と説明し、あくまで活動休止ではなく、ペースを緩めてできる範囲で仕事を続けながら体調を回復させようという流れのようだ。これ、芸能界でも「働き方改革」が進んでいるということの表れだろう。

 広瀬だけでなく、体調不良による休養が続いている。お笑いの「3時のヒロイン」のゆめっち(27)、元SKE48松井珠理奈(25)、そしてストレスによる難聴で一定期間活動休止を決めた関ジャニ∞大倉忠義(37)だ。昨年5月に深田恭子(39)が適応障害で休養したあたりから、体調を公にした休養は普通のことになりつつある。

 ひと昔、いやふた昔も前の芸能界なら、タレント本人も事務所も休むなんて考えられないというのが当たり前だった。少々熱があっても映画撮影やドラマ収録なら本番だけでもなんとかやりきる。馬車馬のように働いた一時のビートたけしは、「スタジオに行ってから倒れる(ギャラが出る)」というモーレツぶりだった。

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